架空の杜

The journey is the reward.

現代の病巣

「東京だから」という病:日経ビジネスオンライン

痛みを感じたら「痛い!」と叫ぶことだ。
変だと思えば「変だ!」と騒ぐことだ。
それで助けられようが助けられまいが、叫んで損はない。助けてくれたらラッキー。なにより、叫べば自分がすっきりする。それだけでも、儲けもんだ。
病の治療は、自覚症状からしか始まらないのだから。

最近悟ったのだけど、感情を態度に表さないのって美徳ではなくて悪徳だなぁと。どこに行っても仮面をかぶって、たまに感情をさらけ出すのが、せいぜいmixi日記って、寂しいよねぇ。んで匿名で気にくわないやつをこき下ろす。みんなみんな実名で怒ったり、泣いたり、騒いだりできないのがこの日本という国だ。みんな空気を読めないヤツと思われたくないのか、すべての感情を押し込めて、存在しない場の空気を読むことばかりに神経を費やしたり、そこから必死に逃げたりしている。日本社会全体がニートや引きこもりのメンタリティで満ち溢れている。ネガティヴな感情をさらけ出してもお互い許容しあえる社会の方が、社会のあり方としては健全なんだろう。