架空の杜

The journey is the reward.

関わった人まで病んでしまう境界性人格障害

ともだちが病気になった。

この増田さんも「境界性人格障害」だということに気がついたみたいだけど、ブクマのコメントを見て、まだまだ「境界性人格障害(ボーダーライン・境界例)」という人格障害について社会の認知が低いのだと驚いた。「人格障害」というレッテルを貼りにくいのか、明らかにこの人格障害なのに「うつ病」等の偽りの病名で誤魔化す医師が多い問題が解決されていないと思った。突き放していえば追記にあったように「関わらない」のが一番である。「友達を見捨てるなんて・・・」という意見が出そうだが、この人格障害のメインの症状は「強烈な見捨てられ不安」であるから、見捨てまいと構えば構うほど、相手の「見捨てられ不安」が増大していくという悪魔のスパイラルが完成する。「見捨てられた」と感じると感情が激昂して他者を激しく攻撃したり、その怒りが内面に向かうとリストカットや自殺未遂等の厄介な結末になる。基本的に関われば関わるほど相手も自分も不幸になるので、相手に「見捨てられた」と感じられないようにジリジリと関係を疎遠にして他人になるしかない。周りを巻き込んで全員を不幸にする病なので、それならば巻き込まれる人間をミニマムにするのが次善の策である。