架空の杜

The journey is the reward.

WWW.WORKING!! が加速して面白くなっている。10話感想

遂に10話までたどり着きました。中盤以降はハズレ無しに毎回非常に楽しいです。原作の面白さを加速させるという意味では最高のアニメ化といえるでしょう。

初回で舞台設定説明を一気に詰め込んだので出だしの評判は悪かったです。事情を知らない人には犬組の劣化バージョンみたいに見えたのでしょう。ただ回を追う毎に面白さが加速していき、ニコ動の再生ランキングも急激な右肩上がりです。原作をどう料理するか手探り的なところがあった犬組よりも、創り手の高津作品に対する扱い方が手慣れたものになっていて、原作のツボを的確に押さえているところが素晴らしいです。エイプリルフールネタやラジオCDの前仕込みがあったので、声優それぞれが配役に対する理解を深めてあったことと、犬組から続く「人気と知名度のある声優だけを適役に配置する」という作戦の相乗効果で声の演技も素晴らしいです。

ワンクール1本観るかどうかの現在の私にとって、旬の声優の演技を総ざらえできるこの作品は、別の意味でも楽しいです。雨宮天小澤亜李の実力も良く理解出来ました。妃と姫を一人二役した水樹奈々もさすがの実力でした。

要所要所で作画に力を入れてメリハリがあるところも良いです。10話の白眉はこれ

あと二話で原作を最後まで収拾するには尺が足りなさそうです。犬組の三期みたいに60分のスペシャルが最後にあるのかな。原作で一番面白いエピソードがそっくり残っているので楽しみは尽きません。