架空の杜

The journey is the reward.

それが声優! が絶好調な件

畑健二郎に関しては作品の劣化が目を覆わんばかりで、このブログでも言及するときは酷評ばかりでした。「ハヤテのごとく!」に関しては惨状は何も変わってはいません。

ところがベテラン声優の浅野真澄を原作に迎えた「それが声優」が同人誌発にもかかわらずアニメ化を成し遂げ、今クールでも上位に入る良作として、好意的な評価をネットの至る所でみます。

私以外でも堕ちた畑健二郎ブランドに対する不信感は相当根強いモノであったらしく、初回は「予想外に面白い」「ダークホースだ」そういう評価がほとんどでした。

回数が重なるほど作品そのものの評価が上がっています。文才のある浅野真澄の原作が優れているのと、毎回大物声優がゲストに出演するという演出も話題づくりに貢献しているようです。

畑健二郎の物語を創る才能は、ハッキリいって4流だと今でもおもいます。しかし、キャラの造形力と漫画的な表現手法の多彩さに関しては一流です(本気を出したときの場合で、最近のハヤテは手抜きが酷いですが)

この作品は原作の良さと、漫画的な笑いのレトリックの多彩さ(これは畑健二郎の手腕でしょう)が上手く化学反応をおこしています。この面白さで最後まで突っ走って欲しいです。

蛇足

3人とも人気声優になりました。というオチではつまらないし、作品のコンセプトともそぐわないので誰かかが脱落するんだろうなぁと予想しています。普通に考えれば「萌咲 いちご」さんになるわけです。垢抜けない印象が持ち味の「一ノ瀬 双葉」さんはメガネがアレですね、最終話で眼鏡を取った美少女がピンでステージに立っている姿を想像してしまいます。さて私の貧困な予想が当たるかどうか・・・それも楽しみです。

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