ネガティヴ思考だったり、ルサンチマンの固まりだったり、ニートだったり、引きこもりだったりしたら、そりゃ精神的に辛いだろう。だけど精神的に辛くなったら帰結として鬱病になるというのは実は間違っている。
起因と原因
負の環境が起因となって鬱病が発症することがある。しかし負の環境が病気の原因と考えてはいけない。あくまでも起因であり、変な表現だが鬱病の資質が無い人は、どんな逆境に陥っても病としての鬱病にはならないのである。
鬱病は脳の病気である
脳内物質のバランスが崩れて生きる力が萎えてしまうのが鬱病である。病気には原因がある。インフルエンザはウイルス、癌は癌細胞。そして鬱病は脳内物質のバランス(セロトニン・ノルアドレナリン等)である。
原因が分かっているから薬が効くのである
抗うつ剤は狂った脳内物質のバランスを正す作用がある。そして、難治性の鬱病を除けば、薬は確実に効く。鬱病と同様に統合失調症も脳の病気であるので薬が効く。
ほんとに鬱病?
それでは抗うつ剤を処方されている人が皆、脳病としての鬱病かといえば違うのである。ここは声を大にしていいたいのだが精神科医も商売でやっている以上、憂鬱を訴える患者には抗うつ剤を処方するのである。 製薬会社も処方対象が多い方が当然ながら儲かるので余計なことはいわない。
パーソナリティ障害には薬は効きません
判っていて薬を処方する拝金主義の精神科医は逝ってよし。効かない薬をため込んで向精神薬の蘊蓄を披露する自称メンヘラーも同罪。
本当に必要な人に適切に処方されれば
年間3万を超える自殺者は確実に減らせるはずである。鬱病は死に至る病である。しかし、精神科医及び製薬会社が、必要な人に必要な薬を届ける社会的義務を自覚しているとは残念ながら思えないのである。