架空の杜

The journey is the reward.

まちカドまぞくは傑作だった

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このアニメを切っ掛けにアニメをまた楽しめるのかと期待した。しかし秋クールは楽しめそうな作品が見つからなかった。やっぱり特異的にツボに嵌まっただけだったのだろう。巷の評価も爆上げだ。初回放送が遅かったこともあり、数あるきらら系という扱いだったので注目は薄目だった。しかし、失速する他の話題作を尻目に人気が上昇し、ニコニコ動画の再生累計で1位になり、萌え系アニメに採点がきつい海外アニメサイトのランキングでも5位にまでたどり着いた。

何が面白いかといえば「シャミ子がアホ可愛い」に尽きる。もう少し分析するとシャミ子と魔法少女の桃を中心とした会話が楽しかった。意識しているのかどうかはわからないが、笑いのメソッドはほぼ漫才といって差し支えない。双方がボケとツッコミを担当するが、桃に突っ込むシャミ子の切れ味の良さは最高だ。アホ設定なのにボキャブラリが豊富なのが良い。

原作を読んでわかったのだが、脚本家が頑張っているというより、原作のセリフがほぼそのまま使われている。原作者の文才なのだろう。アニメでは2巻までのエピソードが使われているが、既巻の5巻まで失速せず面白い。この濃さを四コマフォーマットに押し込んだのは芳文社の事情だと思うが、押し込める作者の力量も素晴らしい。

スケッチブック 最終巻

17年にわたる長期連載がついに終わった。早い段階でアニメ化してしまったので、通常なら長期連載が難しい設定なのにダラダラと続いていた感が露骨にある。

途中からネタが枯渇して、栗原先輩の生物蘊蓄がメインになってしまった。メイン三人のキャラ設定を使い尽くしたので、途中から梶原さんの友だちの脇役がメインに躍り出たり色々苦労が滲み出る作品でもあった。

唯一無比の雰囲気だけで17年保たせてしまった変な作品だ。などといいつつ14冊全部購入したわけで、やっぱり面白かったのかなw

『ダンベル何キロ持てる?』

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初見の時は作風がポジティヴすぎて見続けられなかった。偶然、原作を読む機会があって、キャラクター全員の魅力にやられて、遡ってアニメを見ている。健康的で爽やかだけど暑苦しい作品ですw

主人公の沙倉ひびきさん、他のアニメだと主人公の友人タイプのキャラなのですが、元気いっぱいの子犬を愛でるような感じで魅力的です。中の人はキャリアの浅い新人とは思えぬ上手さがあります。なんでも日本とエジプトのハーフだとか。

主人公を取り囲んで実力派の声優が贅沢に配置されているので、聴覚的にも心地よい作品です。

海外、特にアメリカの意識高い系オタクに評判がよいようです。伏流しているポジティヴな価値観は確かにアメリカンやな


youtu.be

最近のアニメOPの中でも白眉の出来かとおもいます。
テンション上がりますね。

「今」は「今」のためにあり、「未来」のためにあるのではない

「ジャズな人っていうのは向上心がないんだね。向上心がある人は今日が明日のためにあるんだよね。向上心がない人は今日は今日のためなんだよね」

シャミ子

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まちカドまぞくは楽しい。アホの娘をやらせると小原さんは絶品です。親切で優しくて押しが強い魔法少女モモとのやりとりは漫才のようで笑えます。

夏アニメの中では初回の放映が一番遅かったので、なんとなく話題に乗り損ねている感がありますが、文句なしに笑える作品なので、お薦めです。

真の増税率

引越のポイント

大衆に好感を持たれるための方法

  1. 挑発に乗らない、口論をしない
  2. 概念的でなく具体的な話をする
  3. 政治的立場でなく、具体的な話であなた自身を紹介する
  4. 自分が話すより相手の話を聞く
  5. 侮辱しない
  6. 嫌みを言わない
  7. 上から目線で話さない
  8. 「自分は知っている」という態度をとらない
  9. 笑顔

(居場所で話したドストエフスキー『地下室の手記』より)

「あまりにも意識しすぎるのは病気である。正真正銘の完全な病気である。人間、日常の生活のためには、世人一般のありふれた意識だけでも、十分すぎるくらいなのだ。」「単に意識の過剰ばかりでなく、およそいっさいの意識は病気なのである。」