架空の杜

The journey is the reward.

怒りのエネルギーに惑わされてはならない

怒りのエネルギーを持っている人は良かれ悪かれ大きな影響力を人々に与えています。人間は刺激を与えてくれる人に惹かれてしまう性質があります。怒りをメディアに意図的に流す人たちは基本的にアジテーターであり他者を刺激することによって利益を得ている人です。

怒りというもの

怒りは大変なエネルギー源です。怒りのエネルギーをモチベーションに精力的に動いている人は、善良な一般市民にとって概して強いインフルエンサーになります。人は直接被害を被らない限り怒りの負のエネルギーに同調してしまいがちです。一方、やたらと激しく同じ怒りのエネルギーをもってそれに反発する人たちもいます。しかし、同調せずとも相手の影響下に取り込まれてしまっている点では同じです。

政治や言論における「怒り」のエネルギーは社会を毀損する悪である。

個人レベルでは起業を成功させたり、社会において競争を勝ち抜くために怒りのエネルギーは侮れないし、上手く利用すべきものであることもあります。しかし、公的な世界(政治や言論界)で怒りのエネルギーを背後に暴れている人や人たちとは慎重に距離を置くべきです。安易に同調して興奮してしまっては煽動者の思うつぼですし、場合によってはファシズムの一翼をになう主体に堕落しかねません。

ネット上の怒りのテキストに毒されてはいけない

「怒りのテキスト」に安易に同調したり反発することは、己が衆愚の一人に堕ちていまうことと同義です。刺激的な言説に洗脳されやすい人間の脆弱さについて、我々はもっと自覚的であるべきです。