架空の杜

The journey is the reward.

第122話感想 

率直に申し上げて122話は失敗作です。何よりも禁じ手である夢オチの形に結果的になっているのと、ギャグとシリアスのバランスが極めてちぐはぐで、少々電波な感じすらします。本来の畑先生なら、このような破綻したストーリーは創作しえなかったはずです。アニメの初回が放映された週の内容がこれでは・・・残念です。忙しすぎてパニックになっているのかな(-_-;

追記

存外122話に激しい違和感を感じたのは俺だけだったのかな・・・。個人的に納得できない点をもう一度考えると、一つはナギと母の関係については下田編が始まるまでは伏線めいた記載が無くて唐突感があるってことかな。結構これまでは必ず小さな伏線でも張ってあって、例えばナギの両親不在に関わる孤独の描写とかがあったら今回のエピソードも少しは心動かされる感じになったと思うのですけど。

最大の違和感は宇宙人というメタ的存在にナギが直接関わってしまった点です。涼宮ハルヒ的にナギは超常現象の埒外に存在していることが作品のバランス感覚のキモだと思っていたので(例えば伊澄の特殊能力をナギは知らなかったり)、今回ナギが作品内メタに完全に取り込まれてしまったことで、個人的にはぶち壊しだと感じたわけです。あくまでも個人的な主観ですけど・・・

参考:122話はかなり意見割れしてる気がする。 - colorless無色の日記