架空の杜

The journey is the reward.

マリアへ収斂する物語の構造

原作ファンには既知かもしれませんが、
最終的にマリアがハヤテに恋心を持つのはほぼ間違いないです。

伊澄の予言

ナギの予感


二回も伏線が張られてます。

西沢さんの直感


アテネへの想いをこえて、ハヤテ→マリアも成立すると予想します。

ハヤテのごとく!のタイトルが意味するもの


100話の最終頁です。現在223話まで続いていますが最大のネタバレは記念すべき第100話だったと思います。ハヤテが一緒にいることを諦めて正義のようなものを貫いて「疾風のごとく」去っていけば物語は綺麗に集結します。素直に伏線を読むと「一緒にいることを諦める」対象はマリアかなと思います。貫くべき正義とは恩人ナギに対して執事としての職務を全うすることでしょう。上記の伊澄のセリフが出たときは、それだけの物語だと思っていました。そして、今も基本的にはそういう視線で読むべき作品だと思っています。

マリアの秘密

これ以外に「帝の野望と王玉」「アテネの存在とロイヤルガーデン」が絡んでくるので予測が難しくなります。一本の主題で貫かれた作品ではなくて、作品構造が幾重にも重なったレイヤー状態になっていて、そのレイヤーの間をつなぐのがマリアの存在だと思います。BSで明かされていますが、着想段階ではアテネ=ナギで、キャラとしてはアテネが最初に生まれています。アテネをナギに置き換えて分裂したヒロインを補完するために、もう一人のメインヒロインが生み出された、それがマリアなのではないでしょうか?
参考:バックステージVol.187