架空の杜

The journey is the reward.

名前をつけてやる

名前をつけてやる

特にスピッツのファンというわけではないのだが、このアルバムの大ファンなのである。どういうわけか邦楽の好きなアルバムというのはセカンドアルバムが多い、これは本当に謎である。想像するにデビューアルバムは誰でも力が入りすぎるものであり、肩の力が抜けたところで本質的な良さが出るということなのだろうか。このアルバムに関してざっと検索してみたのだけれど、「スピッツにとっては印象の低いアルバムだが、ファンの人気は非常に高い一枚」というところで意見が一致しているようである。全体的に素朴な曲が多く、草野の独特の言語感覚が素直に伝わってくるところが良い。個人的にはラストの3曲がとても心地よく、この3曲だけを聞くこともしばしばである。