架空の杜

The journey is the reward.

宇多田ヒカルのEXODUS ピーターバラカンに酷評される


アメリカ人と競作した曲以外は、全くグルーヴ感がない。
つまり、英語の歌詞では大前提である韻を踏んでいない。
もしくは韻の踏み方が足りない。あえて韻を踏まない効果
というのもあるにはあるのですが、彼女の詞はそうじゃない。

言葉を詰め込みすぎて、歌詞カードを見ないと何を歌っているかも
分からないところも多い。リズムがぎくしゃくして不自然な抑揚は問題。

いくら英語が上手いからといってネイティヴではないのに
なぜネイティヴチェックを受けないのでしょうか?
間違っていないかどうかを確認する意思さえ持たないというのは、
僕には非常に傲慢にうつる。

彼女の周りには彼女に向かって「これ間違っているよ」
といえる立場の人がいなかったんでしょうね。
アメリカで出すのなら、アメリカ人の音楽好きにも、
かっこいいと思わせるべく最善の努力をすべきと僕は思います。
そのへんの責任のなさが、むしろ非常に格好悪いと感じますね。

ピーターバラカンの誠実な人柄と、音楽に対する愛情と見識の深さにはいつも敬意を抱いています。温厚な彼にここまで言わせるのですから、相当ひどい内容なんでしょうね。逆に聞いてみたくなりましたw