架空の杜

The journey is the reward.

オグリキャップが死んだそうです。

オグリキャップが死んだ… - 競馬ニュース : nikkansports.com
ずいぶんと長く競馬を楽しんでいるので、オグリキャップの現役時代を実体験したような気になっていたのですが、私が競馬に親しむようになったのはミホノブルボンのダービーからで、オグリのラストランのとき私はまだ競馬を知らなかったのでした。でも後追いで聞いただけでも、日本競馬史上のクライマックスはオグリのラストランでしょう。

血統ファンとしてのオグリの血統

オグリキャップの血統表 | 競走馬データ - netkeiba.com
この馬ぐらい血統ファンの間で論争になった馬もいないでしょう。そのカリスマ性から、どの血統理論でも「我々の血統理論ではオグリキャップが名馬なのは当然だ」と喧伝していました。今の私は血統表に某らの暗号があるという主張には賛同できませんので、素直にネイティヴダンサーの隔世遺伝ということでよいと思います。25年前にはネイティヴダンサーの孫が走っていたという事実に血統のセカイの移ろいの早さを感じます。

種牡馬として成功しなかった理由

これは明快です。B級種牡馬の乾坤一擲的名馬は成功しないという統計学的な理由が一つ。もう一つは、日本の種牡馬の成功のキーであるハイペリオンの遺伝子を持っていないということです。

こんな馬がこれから出るか?

でないでしょう。下地としての地方競馬が衰退しているのと、いわゆるB種牡馬が乾坤一擲的な名馬を出せるほど現状の馬産は多様性に富んでいません。一流サンデー種牡馬と二流サンデー種牡馬とそれ以外的な括りでは・・ダメでしょうね。