血統ファン的には「ノーザンダンサーインブリードで名馬が出た」ということが驚きでした。それだけ世代が浅かったわけで、今でいうならば「サンデーサイレンスインブリードで歴史的名馬が出た」という驚きに近いかなと思います。この馬をきっかけとして突然ノーザンダンサーインブリードの名馬が出るようになって、確か翌年にフサイチコンコルドがダービーを勝って血統の共時性みたいなものを感じたりしたのでした。日本で種牡馬入りしたときは「ノーザンダンサーインブリードの種牡馬って未知数なのに博打をするな」と思ったのですが、結果は懸念したとおりになりました。時代を先取りした配合で名馬が出るのと種牡馬がでるのはタイムラグがあるという事実を知ることも出来ました。
母の父としてはもう少し活躍馬を出すと予想していましたが、いまのところヒルノダムールが代表産駒のようです。驚いたのはガリレオのきょうだいに父ラムタラがいたことでした。それなりに走ったようですが、偉大すぎるきょうだいの中では地味だったようです。競走成績的にはニジンスキーの代表産駒といってよいでしょう。
