架空の杜

The journey is the reward.

FLAG34感想 若木民喜先生は天才だとおもう

34話は異常に完成度が高い一話でした。この作品の凄さはキャラの魅力を絵面以上にストーリーの力で伝えることに成功しているからだと思います。今回のエピソードは,このジャンルの漫画家なら鬼門となっている(作品によっては登場しないことも多い)主人公の母をヒロインに持ってきて、ちゃんとハートフルにお話をまとめているあたり、若木先生の天才を感じました。斬新さはないけど、コマ割も抜群に上手いし、とにかくこういう描き手の心の美しさを感じられる作品は大好きです。夏ぐらいにはアニメ化の発表がありそう、09年は“神知る”のブレイクの一年になるでしょう。

今週の桂木麻里さん