架空の杜

The journey is the reward.

若木民喜はなぜ失速したままなのか

捲土重来を期して慎重に設定等をした「キング・オブ・アイドル」の人気が一向に盛り上がりません。前作も失敗したので、この作品もブレイクしないなら、若木民喜の命運もこれまででしょう。前作の「なのは〜」もそうでしたが、設定や世界観に縛られて、キャラクターの魅力がイマイチなんですよね、神のみでの中川かのん的なオーラを放つキャラがいない。設定と世界観に振り回されて、この手の漫画家に一番必要なキャラクターの魅力が涵養されていない。これは致命的な欠点です。小学館的にはこの程度の作品でもアニメ化してしまうかもしれませんが、たとえそうなったとしても、人気がでないでしょうねぇ。電波教師みたいに・・・

主人公を「男の娘」設定にしたのが一番良くなかったとおもいます。この設定のために読者が主人公に感情移入できない。素直に女の子を主人公にしていたら、相応のヒット作になったと思うだけに、残念です。いま他のキャラを臨時ヒロインに押し上げるテコ入れ中ですが、上手くいくのかな・・・