架空の杜

The journey is the reward.

内田樹先生と他のアルファブロガー様の違いについて

Let's downsize - 内田樹の研究室
愛読しているアルファブロガー様は多いけど、私の中では内田樹先生は別格である。何でかなと貧弱な頭を絞らせたのだけれども、この方は哲学のワークフレームで徹底的に演繹的に考えているのでは無かろうか?内田先生は問題を必ず自分の中で再構築する。他のアルファブロガー様は超一流プログラマーだったり語学の達人だったり経済のスペシャリストだったりするのだけど、言説の吐き出し方は基本的には帰納法である。もちろん一流プログラマーだったら論理思考は群を抜いているのだけれども、知識の量と論理の透徹性(それも凡人にはとうてい真似できないが)で書かれたエントリは、論理的破綻がなければ正しいという罠に陥りがちである。内田先生の口癖にあるように「本当の知性は自分の知性を疑うこと」だと僕も納得するのだけれども、妙な万能感に満ちた他のアルファブロガー様に知に対する謙虚性が時として欠けているのは、自分の知識量とロジカルシンキングの能力に自己陶酔している為だと私は考える。