架空の杜

The journey is the reward.

第115話感想 水色の髪が意味するもの

今回は久々に大きな伏線が顕わになったお話でした。両親のいないナギの寂しさが描かれたばかりか、ナギの亡母の名前と亡母とハヤテが似ているということが明らかになりました。一昨年の秋に考察したことが我ながら慧眼だったわけです。綾波レイと綾崎ハヤテ - 架空の杜 ただマリアさんが母性を代替しているので、ハヤテは父性を代替しているのではと考えたのですが、ナギはハヤテに亡き母の面影を見ていたわけですね。こうなると畑先生がハヤテに「綾」のつく名前と水色の髪を与えた理由がより明確になりました。それにしてもエヴァンゲリオンの影響は多大なものがあるとあらためて思わざるをえません。

西沢さんの存在価値

メインヒロインの二人は両親が不在。ハヤテとヒナギクは共に両親に捨てられています。この点で西沢さんは両親が健在で畑先生が西沢さんの普通さが物語の鍵を握っていると仰ったことがよく理解できます。ナギとヒナギクがハヤテに惹かれている理由が深層心理上で通底していたのですね。だからこそやはりマリアさんも最終的にはハヤテに惹かれるのは必然なのでしょう。今回のラストでナギが西沢さんに心を許したのは、やはり西沢さんの中に何らかの母性を見いだしたからに違いありません。

重要なコマ



ナギの母は紫子さん!? 紫か初号機の色ですが深読みしすぎかな。。

お嬢様の孤独

 

ハムスターの勇姿

西沢さんに心を開いたナギ


バックステージで


作者的にはもう数年越しで思い描いてきたシーンが出てくる
話なので色々思い入れが強い話です。
とありますが、きっとこのコマを描きたかったのだと思います。98話のヒナギクが「ハヤテ君」と再び名前で呼ぶシーンを思い出します。ここというコマでは画力が格段にアップするように感じる畑先生の絵は不思議だなぁ。