架空の杜

The journey is the reward.

斜に構えるのはかっこ悪い

NHKにようこそ!というアニメで主人公が「俺は斜に構えるのがカッコイイと思っていた・・」と反省するセリフがあった。私はこのセリフを聞いて「あぁまさしく私も、その通りであったなぁ」としみじみ思ったのである。

ニーチェ

大学時代にニーチェを知り「ニヒリズム」の醜さについて学んだはずだった。しかし、思い返すに私はなにも学んでいなかった。就職先の選択から転職先の選択、退職の決意などなど「斜に構えまくり」だった。

弱者の防御反応に過ぎない

現在の私もいまだに「斜に構えまくり」の人生を送っている。要するに人生に起きる様々な問題を正面から受け止めるのではなくて、対峙せずに「自分とは関係ない問題だ・・・」と乗り越えるべきものを迂回していたのだ。要するに問題の先送り。それだけなのに・・・ねぇ(-_-;

斜に構えない人間がカッコイイ

人生でであった素晴らしき人、尊敬すべき人、成功している人。誰も斜に構えていない。飲み会ではみんなと一緒に騒ぎ、イベントでは率先して行動し、問題に真正面から対峙して正攻法の解決を見つけ出す。そういう人が生き残っている。傍観者で薄ら笑いをしている人間は勝ち組・負け組以前に人生から降りている。

ありきたりの結論だけど

斜に構えたニヒリズム中二病だ。引きこもりもニートも、社会の片隅で怨嗟の声をボソボソと呟いているニヒリズムに負けた敗残者なのだ。あなたもそうではありませんか?


Doesn't have a point of view
Knows not where he's going to
Isn't he a bit like you and me?

これという目的もなく
自分の進むべき道も分からない
ちょっと君や僕に似ていないか
by John Lennon