架空の杜

The journey is the reward.

味彩遊園

味彩遊園

以前から熱心に応援していた大塚利恵の新作。このアルバムは数年前から心待ちにしていたものだが、内容以前の問題で顰蹙を買いまくり私もひどく失望した一人である。幸いなことに(笑)amazonではジャケットのイメージが載っていないが、場末の風俗街に貼り付けられたような誰が見ても品の欠片もない陰惨なデザインである。更に収録曲数がずっとアナウンスされていた14曲ではなく7曲であるというのも理解できない(80分収まるCDに29分しか収録されていない)

否定的な感情が先走っていたのだが、実際聴いてみるとやっぱりこの人は天才だなぁと認めざるを得ない。凡百のシンガーソングライターでは思いつかないような詩作とトリッキーな曲作りから生まれる唯一無比の音世界はやはり埋もれさせるには惜しい。でも埋もれるんだろうな・・マーケティングが稚拙すぎるよorz