架空の杜

The journey is the reward.

山本一郎氏の名言


社会とはいろんな人がいろんな価値観のもとで行動し、同様にいろんな人同士が網の目のように結びついた絆のようなもので織り成された存在であり、誰かが重要だからといってそれだけに気を奪われていては結局はもっと大事なものを失う。ネット社会も同様に、多くの人がメールだチャットだ掲示板だはてなMixiだネットゲームだといろんなサービスを元に繋がって、想像もつかないほど複雑で精緻な状況を作り上げている。禅で言う見性とは、それを得たと思ったときになくなるものであるとは切に思う。私たちの生きる社会は永遠の相の元にあって、一個の人と言うものは単独で存在せず、過去に繋がる脈々とした知性の延長線上に存在している。私たちの話し、読み解く日本語は少しづつ形を変えながらも、気の遠くなるほどの昔から続いてきた知性の連鎖の上に成り立っているのだとするならば、たかが一人の人間がある一分野を極めそうだと慢心して見性を得る、8合目まで到達しえたなどと考えるのは思い上がりもいいところだと私は思う