架空の杜

The journey is the reward.

ついに連載終結へ

http://news.nicovideo.jp/watch/nw2679141?news_ref=nicotop_topics_topic
やっと終わるみたいです。こないだ50巻が出ましたが20巻ぐらいで既にオワコン感が濃厚に漂っていましたので、よくもまぁここまで引き延ばしたものだと感心してしまいます。12巻か13巻ぐらいまでは、上手くは言葉で言い表せない吸引力があった作品でした。それは作者である畑健二郎が魂を削って描いている覚悟が伝わってくるという、作品の本質とは違う点で凄みが確かにあったからです。

途中から坂を転げ落ちるように描き手の意欲が萎えるのが伝わってきたので、途中でこの作品を追いかけるのを止めました。一時期は作画も荒れに荒れて、ストーリーも破綻して嘲笑の対象になるぐらいの惨状に陥りました。

畑健二郎の心が本格的に折れたのは、自身が関わった映画の出来が酷かったのと、積極的に関わったアニメの三期がそれに輪をかけて悲惨な内容だったことで酷評を浴びたからでしょう。仕切り直して作った四期も創り手の意欲の無さが露骨に伝わってくる雑な内容で、これで完全に作品としての命脈が断たれた感じです。

50巻を読んでみましたが、お話しの終結に向けて気を取り直して真面目に描いている感じは伝わってきます。せめて最後ぐらいは綺麗に終わってほしいものです。