架空の杜

The journey is the reward.

ネトウヨ心理学


貧しく、満足に暖を取る冬着も無く、孤独で孤立しているとき。
自分を省みる人は誰一人いない。
自分で自分を抱きしめても、暖かくはならなず、いつも寒いとき。
自分のおかれた環境に嘆き、悲しみ、そして自分より恵まれた人達を羨み、憎み、恨み、妬む。
そんなとき、人はどういう反応を示すか。

寒くない、とやせ我慢をする。
そして暖かくしている人達を批判するのだ。「お前らはだらしない、我慢が足りない」と。
人は自分が弱者である現実を認められないとき、自らよりさらに弱い者に対し攻撃し、鬱屈した自尊心を満たす。

しかしただ「だらしない、我慢が足りない」では説得力が生まれない。
そこでこう言い換える。
「日本人ならこれぐらいの寒さは耐えられるはずだ。だらしないぞ、我慢しろ。この非国民が」
と。

引用元:オタクがリベラルを嫌うのではなく、弱者がリベラルを嫌うという構図。その背景にあるもの。 - 華氏451度へのカウントダウン