架空の杜

The journey is the reward.

生活保護は公共事業の一種、維新の会の政策錯綜

維新の会が政策で言いたいのだろう生活保護と公共、地方経済に関して

生活保護自体の制度的な問題はともかく、実態としては都市部から地方への所得移転であり、地方経済の一部を回している乗数効果がある程度高いとされる新しい公共事業のひとつでもあります(たぶん、生活保護でもらったおカネはほとんど貯蓄に回らず使い果たす)。もちろん今後は納税者の復讐が始まるのだろうとは思いますけれども、そうなると今度は新しい受け皿が必要になるでしょう。

橋下市長は頭の良い人で政治学とかマキャベリズムについてもちゃんと学んでいると思う。彼が不幸だとしたら、彼が想定している以上に日本の民度が高い点だろう。市長選までは大衆のルサンチマンを刺激して扇動する手法が上手くいったけれど、国政では上手くいかないのではないか?生活保護受給者をスケープゴートにするような手法では、妄想している小泉郵政選挙のような結果は難しかろう。しばらくは雌伏して、次々回の自らの出馬を目指して市長として経験値を稼ぐ方が上策だろう。彼の新自由主義的な手法で、大阪が本当に活性化するかどうか甚だ懐疑的ではあるけれど・・・