父系馬鹿:2008年度新種牡馬リスト - livedoor Blog(ブログ)
馬名を見ても血統表が頭の中で描かれななくなって久しいのですが上位二頭は別として、存外な馬が肌馬を集めているなぁというのが感想です。
個人的に嬉しいメイジロベイリーの種付55頭
なんで応援していたのかな、たぶんPOGで所有していたからだと思う。存外に種付け数が多かったのは、先ずはセカンドクロップでシーザリオを輩出したSSxマルゼンスキー配合だからだろう。それと腐っても最優秀二歳牡馬ですからね。早熟の種牡馬はハズレが少ない感じもあるからか。メジロのブランドも奏功したのだろう。ブライトの弟だしね。サクラプレジレントが100頭越えなのもだいたい同じ理由だろう。
確かに母系は弱いけどダンシングブレーヴのサイアーオブサイアーとしての実績を考えるとちょっともったいない。父の重厚さに日本向けの切れ味の鋭さを伝える遺伝子が豊富だと思うのだけれども。
上位陣は失敗はなさそう
2位のネオユニヴァースは雑味のない近交係数の低い血統で、こういう遺伝力の低そうな種牡馬がSS系に限ると従来からの傾向よりは遙かに成功しているのはフジキセ・アグネスタキオンで証明済み。距離適正は予想以上に短くなるかもしれない。あと肌馬の質に正直なある意味意外性のない成功をするだろう。
サイアーオブサイアーとしてキングマンボが優秀なのはエルコンドルパサーで証明済み。エルコンよりは近交係数の軽い馬で、ボトムには亜流のトウルビヨンが入っており、産駒の勝ち上がり率ではエルコンより劣る可能性もあるが、クラシック制覇を狙えるような大物を輩出する力は、カメハメハの方が更に大きいように思う。SS肌馬に種付けしやすいのはエルコン同様、心強い。アルカセットとカメハメハのどちらがより大きな成功をするか興味深い。
父ガルチが種牡馬の父として未知数(だと思うのだけど自信なし)だけど、ダートではよく走りそうな産駒を出しそうかな。大物を出しそうな雰囲気はない。
時々、異系種牡馬を入れるのが好きなJRAの購入馬(だったはず)。シルバーチャーム自身は文句なしの歴史に残る名馬なのだけれども、こういう狙ったような血統の馬は大ハズレすることが結構ある。あと血統表の浅いところに古の名種牡馬が入っている馬はよく失敗する。IK理論で一番同意出来る仮説は「世代ズレが酷い血統の馬は走る確率が低い」というのだが、この馬はまさにそんな感じだ。ヘイルトゥーリーズンの血をどう生かせるかだろう。SS肌馬かSSの孫が父肌馬あたりなら、一発大物が出るか。