架空の杜

The journey is the reward.

メールを書く時間があるのなら電話をかけよう

ネット弁慶増加のおかげで、アナログな生き方の彼は勝ち組になれた
これは限りなく私の本業に近いお話なので、そちらに書こうと思ったのだけど、リアルに近いと差し障りがありそうなので、ここに書いてみる。

私は典型的なネット弁慶

このブログだって更新が900日を超えている*1。ネットに日々、日記を書く習慣はmixiへ場所を移したものの既に7年目を迎えている。そういう人間が思い描く起業プランがネット関係になるのは必然だろう。

本当に役に立っているのは

で、恩人の支援を受けてネット上で起業をして現在前進中なのだけど、役に立っているのは電脳世界の経験ではなく、今まで惰性で続けていたリアル社会における人付き合いのスキルだったりする。自分が社会に出たときには、まだパソコン通信しかなくウェブの登場には時間があった。ネットのない世界で最初に学んだ基本的なリスクに対する嗅覚やクレームに対する処理方法が、結局のところ未だに自分のコアコンピタンスなのだな。決してネットで日々駄文を綴ってきた結末としての果実を収穫しているわけではない。

メールは確認をとるために使う

メールを10行書く時間で、電話なら100行分の情報を伝えることが出来る(文字数に換算する以上の情報が伝わるという意味です。)、電話を一本かけて確認にメールを書くのが一番費用対効果が高い。メールを数回やり取りして決着しなかったことが、電話一本で解決してしまう。

モニターの向こう側

電脳世界の向こう側にリアルな人がいることが実感できたときの感激は、オフ会等で本人に会って親交を深めた経験のある人なら誰でも理解できるはずだ。そしてこれは、ビジネスでも同じなんだと判ってきた。固定客になってくれた顧客は全て電話で話したことのあるところばかりだったのだ。トラブルがあったところで誠意を持って電話かけて解決した顧客はリピーターになってくれる。これは実体験から帰納した事実だ。

断じてマイナスの感情をテキストにしてはならない

これは何度も痛い目に遭っているし、昨年別のブログで懲りずに酷い目にあった。趣味でもビジネスでも一緒だと悟ったのは最近。冒頭に紹介したエントリを読んで、まだ、ことあらばメールだけで済まそうとしている自分を自戒することが出来た、良エントリに感謝する。特に微かな懸念がよぎっただけでも顧客に電話をかける小さな勇気を忘れないこと、これはとても大切。

*1:1000日超えたら、なんかはてなから貰いたいなw