架空の杜

The journey is the reward.

情報の海とコミュ障

コミュニケーション能力がある人とない人との違いは何かというと、僕は脳の問題だと思っています。現代人は膨大な情報の洪水の中で生きている。一方、脳は有限です。情報が少なかった原始時代において、脳は何のためにあったのかと言えば、コミュニケーションのためにあったわけです。つまり群れの中で生きていくために脳があって、そこで言語能力を発達させていったのでしょう。

ところが、その有限な領域を、情報の海の中で生きている現代人は様々な情報処理に使うようになった。その中で特定の趣味に生きるオタクたちというのは、脳内におけるコミュニケーション能力のための部分がすごく狭くなってしまった。それでコミュニケーションが苦手なのだと僕は解釈しています。