架空の杜

The journey is the reward.

第197話感想

お屋敷内にて三人だけですと作品の初期の雰囲気が戻ったみたいです。バックステージで「試金石」みたいなことを書かれていますが、それをどう捉えたらいいのでしょうか?

それは物語に対してという意味ではなく、
もっと大きな、作品自体の方向性のようなものに対しての試金石。

憶測ですが、一応の看板だった「執事コメディ」から、キャラクターの掘り下げをして、物語を深化させようとする意思の表れかなぁと思ったりします。196話で「キャラの表情が固い」と感じて、畑先生もそれを認めるようなことを書かれていたので、この197話は一番描き慣れたナギに様々な表情をさせて、自らの画力をチェックしているようにも感じます。今回は畑先生が自らペンを入れた箇所が多いような印象を受けました。

そーっ

執事とお嬢様