架空の杜

The journey is the reward.

「現実というのは一つではない。現実は人によって違う。人間は自分にとって現実だと信じたい現実しか信じない生き物だ。モラルも一つではない。自分に都合のいいようにモラルを解釈する。教会で『汝、殺すなかれ』という聖書の教えを奉じ、中絶に反対するキリスト教徒が同時に、戦争や死刑制度に賛成する。だから人類は殺し合いをやめることができないだろうと思う。でも、だからといって、殺し合いのない世界を想像することをあきらめてはいけないんだ。不可能なことを信じるのも、人間だけができることだから」