架空の杜

The journey is the reward.

経済コラムマガジン

団塊の世代、あるいはベビーブーマーと呼ばれるのは、47年、48年(49年、50年を含むケースも多い)生まれの人々である。ところが高度経済成長が始まったとされる60年には、団塊の世代は9才から13才であった。また一応高度経済成長が一段落した64年(ちなみに65年はオリンピック景気の反動で不況になった)で、この世代は13才から17才であった。つまり日本の高度経済成長期には、団塊の世代の人々はほとんどが社会に出る前であった。たしかにベビーブームで日本の人口は増えたが、ほとんど労働力になっていないのである。

詳しくは全文を読んでいただくとして、久々のヒットエントリです。そういえば団塊ジュニア世代は一番不景気の就職難の被害に遭っている層です。問題の本質は、バブルの戦犯である団塊世代を不景気の受難者である団塊ジュニアが支えないといけない不合理にあるわけであって、それを少子化問題にすり替えるのはある種の悪意がはたらいていると言えるかもしれません。