架空の杜

The journey is the reward.

殿下執務室 -ヒナギクはツンデレじゃない、のか?

この作品においては「女の子を惚れっぽく設定している」可能性はあるのかな、なんてことも思ったり。要するに、恋愛の始まり方として「プロセス抜きで惚れる」と「徐々に好きになってく」というのがあるんですが、或いはこの作品では女の子が前者メイン、男の子が後者メインという見立てで作ってるのかもと。男の子に関してはハヤテは勿論そうなりますが(現状マリアとナギがちょっと気になってるくらいだし)、ワタルのサキさんに対する態度なんかも後者的なプロセスっぽい所をちょっと出してるなぁと成人式話などでは思いましたし。一方で、例えばスクランのようなコンベンショナルなラブコメだと、大体「惚れる」のは男の子なのですよね。というのは、女の子を「落とす」感覚、というのが男性向けな作品ではどうしても要望が高いと思われるので(で、スクランでは実際「惚れる」女の子である天満よりも、「プロセス」が求められる女の子としての沢近や八雲のが人気高い訳で)。そういう辺りでいわば「逆転的」なやり方を取ってるとしたら、火田クンなかなかやるなぁとは思ったりしました。

鋭い考察です。さすが殿下。。恋なり愛を育むということから降りた人が「オタク」と呼ばれるのだから、ハヤテのごとく!の人気の本質はその辺りにあるのかもしれません。ハヤテは一生懸命良い執事になろうと努力するだけで精一杯みたいですし、石化しちゃうし(笑) ツンデレの定義も人様々ですけど、ヒナギクはツンとしてもデレっとできないキャラとしてヒナギクファンを今後も萌えさせそうです。