架空の杜

The journey is the reward.

kagami先生に対する違和感

承認というのは何か。承認というのは、”集団的選別”です。
『承認するもの―承認されるもの―承認されないもの』の
三者から承認システムは成り立ちます。承認は、必ず、
”承認されないもの”という、『承認するもの―承認されるもの』
にとってのネガティヴ、排斥項(第三項)を産み出し、彼らを
排斥する(第三項排除)によって成り立つシステムなのです。

集団=権力は、その集団を維持する為の欲望を、承認というシステム
を使って、集団外を排除することで機能する。そして、集団=権力は
往々にして、その集団の力=自己保存欲望を暴走させ、その集団=権力
以外のものを破壊し殲滅する欲望を原理的に抱いている…。自らの集団
を広げ、それが世界中に広がったとしても、また集団の内から第三項を
産み出し、破壊する、暴力の欲望。それは、認識されない限り永遠に続く。

内田樹先生に対する連日の激しい反論です。私ごときが偉大なる知性の持ち主に反論するのは気が引けるのですが、太字で示した箇所は「決めつけ」に過ぎないのではないでしょうか?一対一の人間の間には承認は生じないのか、集団は常に権力であるのか・・・。kagami氏は常々日本国民であることを誇りにされているような文章を書かれていますが、それは日本人という集団の中の一構成員としての発言ではなかったのか・・・。そもそも他者の承認がほしくないならweb上に文章を書き連ねているのはなぜでしょうか、暗愚な私にはわからないことだらけです。