架空の杜

The journey is the reward.

ラブひな

ラブひな(14)<完> (講談社コミックス)

ラブひな(14)<完> (講談社コミックス)

ネギま!」が予想外に面白かったので、前作の「ラブひな」をヤフオクで全巻2000円で落札しました。設定がやはりあざとく、主人公の景太郎にも最初はなじめなかったのですが、徐々に面白くなっていきました。この作品の真価は番外編とも言える景太郎が東大合格してサブキャラに変わった感のある9巻からですね。良くできたラブコメから暴走ラブバトルコメディになってからが凄く面白いです。人気作が故に無理に連載を続けた箇所があるように感じましたが、それを負の要素とせずに、最終巻の大団円まで描ききった著者の創作力には脱帽です。ヲタク御用達マンガみたいで読まず嫌いでしたが、これは読めてラッキーでした。高橋留美子の影響があからさまなのもご愛敬。