架空の杜

The journey is the reward.


金持ちを貧乏人にしても
貧乏人が金持ちになるわけではない
鉄の女マーガレットサッチャーの言葉です。自らの政策に対する反論で生まれた名言ですが、これこそマクロ経済の本質を見事に射抜いた傑作です。共産主義が失敗した理由すらこの言葉から真実を導けると思います。


「私、出世したいんです」っていう人が、みなさんのなかにも
 いると思います。でも、あなたを出世させるかどうかは、会社の
 上役とか社長が決めるんだよ、って、私はいうのね。それから、
 商売をやっている人なら、あなたのお店でものを買うかどうか
 って、人さまが決めるんだよ。世の中って、ほとんど他人が決め
 るんだよ。だから、他人が見たらどう思うかを考えなきゃいけない。
私は自分の心を制御するのに精一杯で、他人に心が及ぶところまでの体力も精神力も持っていないのですが。人間の喜怒哀楽の源泉は全て他者という媒介がないと成立しないのですね。まぁ改めて当たり前のことを書いていますけど、私も含めてこの自覚が足りない人って多いのではないのでしょうか?