架空の杜

The journey is the reward.

乖離

「経営能力」と「経営責任」が乖離している場合、どう処するかはマネジメントの問題でもあり、制度の問題でもある。マネジメントの神様ドラッカーは、「できないことはしてはいけない。できる人を捜すことがマネジメントの原則である」と述べている。この言に従えば、経営者を公募して能力のある人を外から連れてくるという対処が望ましい。そして同時に、個別のチームの利益とは必ずしも合致しない「リーグ全体の利益」を考慮した地位を確保した(あるいはコミッショナーの地位をこのように再定義した)「制度設計」を行うことが不可欠である。その上で、ふさわしい能力の人物を招聘(しょうへい)すべきである。