架空の杜

The journey is the reward.

矛盾を孕んだ話題書

ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法

ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法

読み進めるに従って気持ち悪くなってくる本だ。きわめて好意的な気持ちで読み始めたのだが、半分まで読んで放り投げたくなった。id:phaさんは自分をニートの一人と思っているようだけど、ニートって無職・無気力・経済的に自立していない人達のことであってphaさんは全然そうではない。「ニート」という言葉と書いてある内容に乖離と齟齬があってスッキリしない。お金に執着しないと嘯いているけど「ニート」という言葉にだわっているのは、マーケティングだろうと見透かされることに、聡明な彼が気づいていないとしたら、ちょっと痛い。彼はニートというより低所得高等遊民だろう。