架空の杜

The journey is the reward.

やる夫より分かりやすい大前研一

http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/a/164/index.html
なんだかんだいってこの人の洞察力とそれを分かりやすく書く能力は凄いと思う。アメリカの病巣の根本、ユーロの弱点等がとても良く理解できました。しかし、以下の記述には驚いた。米国って国民の住宅ローンの世話までするような国になってしまったのかと

もちろん、現在も米国では住宅ローンは出されている。しかしそれは、かつてあった健全さは失われている。なにしろ住宅ローンのうちの26%は、FHA(Federal Housing Administration:連邦住宅局)の保証がついている。

つまり、本来はとても買えそうもない人に、政府保証があるからいざというときにも大丈夫ですよと甘言をささやいて、今もなお買ってはいけない人々に住宅を売り込むという人為的な操作が行われているのだ。