架空の杜

The journey is the reward.

うつ病は脳の病気です。

鬱病に自己責任論はなじまない - 最近はたまに何か書いたりしてる
はてブ界隈でうつ病に関する議論が盛んだ。心の病気って厄介で、患者の脳みそを摘出してセロトニンの量を調べるわけにはいかないので、病気は患者(或いは自称患者)の自己申告で治療が始まる。憂鬱を訴える患者に全てうつ病のお墨付きを与えると、世の中うつ病だらけになってしまう。憂鬱を訴える来院者に抗うつ剤を処方すれば、精神科医は儲かる。(薬が特殊なので院内処方がまだ主流ですし)

憂鬱とうつ病は違うと思う。

僕自身、自分が真のうつ病だと断言は出来ないのだけれども、息をするのも苦しい。逃げることばかりを考える。ジッとしているだけで発狂しそうな恐怖に襲われる。他人が怖い、特に怒っている人、嫌みを言う人、偉そうな人、そんな人に関わるぐらいなら、収入が亡くなっても餓死してもいいとさえ考える。それがこの15年ぐらいの私です。

擬態うつ病

うつ病を装い(或いは本当に自分がうつ病だと信じて)職場や家庭から逃げ出す人が増えているそうです。上手く休職すれば傷病手当金も貰えるし、小賢しい人からすれば、処世術の一つといえなくもないです。

本当のうつ病死に至る病です。

毎年三万人の人が自ら命を絶っています。全員がうつ病が原因で自殺したわけではないでしょうが、重度のうつ病死に至る病だということを疑う医学関係者はいません。

にもかかわらず、エセうつ病・擬態うつ病を糾弾する声が高まっているのはちょっと・・・

酷い本も出ていまして
「心の病」なんかない。 (幻冬舎文庫) 「私はうつ」と言いたがる人たち (PHP新書)
特に香山リカって俺大嫌いなんです。万を超える人が自ら命を絶っている現実があるのに、偏見を増長する本を出版するのは許せないです。それに駄本を粗製濫造していますし、早く世の中から消えて欲しいです。

最後に

そういうお前もエセうつ病やろ、という批判が聞こえてきそうです。こんな長文を書く気力があるから、そうなのかもしれません。9年前に心神喪失になった事実と、10年以上、アナフラニールを飲まないと、社会生活が困難であるという事実でお許しいただけないでしょうか?