架空の杜

The journey is the reward.

ロウアーミドルの衝撃

ロウアーミドルの衝撃

大前研一の本は読みやすいし発想の逆転を鮮やかに見せてくれるので面白いのだけれども、何となく割り切れない胡散臭さを相変わらず感じる。この書籍では東横インを持ち上げてしまったので失笑を買っているが、存外このあたりに違和感の根があるのかもしれない。確かに週末にしか乗らない車を買うことは馬鹿げているかもしれない、洗車することは更に馬鹿げているかもしれない。でも本人はそれが幸せだと思っているなら、それで良いのかなと・・・。うーん、大前氏の考える幸せの定義と私の考える幸せの定義がズレているからだな・・・、幸せは経済合理性では計れないと思うです。。あと生活者主権とか言いながら結局は供給側の論理で押し通しているところも欺瞞ですね。