架空の杜

The journey is the reward.

Rubber Soul

Rubber Soul

6枚目のアルバム。アイドルからアーティストへ脱皮した記念碑的傑作である。1年前と同様、時間がない中でクリスマスに間に合うように駆け足でレコーディングしたのにもかかわらず、全曲オリジナルで捨て曲のない高度な芸術性を備えたアルバムを作れたことは凄いとしかいいようがない。

ビートルズマジックと称されるものは多々あるが、6枚目にしてこのアルバムを創ってしまったこと及び7枚目にRevolverを創ったことが彼らの一番神懸かり的な点だと個人的には思っている。この傑作が出来た要因は箇条書きすると

  • ポールのミュージシャンとしての覚醒
    • このアルバムにおいては特に演奏面
  • ジョンの創作力のピーク
    • ポールのイエスタディへの対抗心?
  • マリファナにどっぷりつかった精神状態
  • 2本の映画と2回の全米ツアーを終えたことから生まれた自負と自信と不安
  • 4人のモチベーションが揃い集中力をもってレコーディングをなし得た
  • 使用楽器の変化
    • ライブとレコーディングで楽器を使い分けるようになった

収録曲

  1. Drive My Car
  2. Norwegian Wood (This Bird Has Flown)
  3. You Won't See Me
  4. Nowhere Man
  5. Think for Yourself
  6. Word
  7. Michelle
  8. What Goes On
  9. Girl
  10. I'm Looking Through You
  11. In My Life
  12. Wait
  13. If I Needed Someone
  14. Run for Your Life