架空の杜

The journey is the reward.

Band on the Run, 25th Anniversary Edition

Band on the Run, 25th Anniversary Edition

昨年末からポールのソロ作をサルベージ中、これも久しぶりに聴いたけどやっぱり傑作。なぜかラゴスのEMIスタジオで録音されている。「暖かなところで新鮮なサウンドを」という甘い考えで決行されたアフリカ行きだが、高温多湿で不快指数は高いわ、街をうろついたら迷子になってギャングに襲われるわ散々だったらしい。様々なアクシデントが逆に緊張感を演出し結果的にはポールの目論見は当たったようだ(笑)LPでのA面が最高。B面は評価の分かれるところだが最後にメインテーマのフレーズを繰り返すことでトータルアルバムとしての完成度を高めた。(この手法は過去に使ったものなので斬新とはいえない)ポールがドラムを叩くと何となくビートルズ的になるのはリンゴもポールも左利きだからだろうか?