架空の杜

The journey is the reward.

夕方帰ると、スタジオの郵便受けに、マガジンからの封筒。例のディズニー
ランド招待券と、最新の人気アンケートが入っていました。
そこには意外な結果が・・・。
一応マガジンの企業秘密ですので詳しくは言えないのですが、萌えもエッチ
も無い「小太郎(vsクウネル)戦」で、また最高の数字が出ています。
これを「単に流れでとった」と見るか、「もう読者は萌えを必要としていない」
と見るか・・・。

単行本を買ってくれるのが主に萌え層だという印象はありますし、萌え要素
の少ない小太郎の回は、ネットでの感想も結構数が減っていたのです。
しかし萌えの回は、萌え萌え言って感想が書きやすいだけかもしれないし、
萌えがそれ以上の成長を妨げる「殻を作っている」という読者からの指摘も
あり、そう考えるとかなり重要なデータと言えるでしょう。

一応、前者の方針(今回は単に流れでとった)で行きますが、この後、例え
ばキャラ萌えの回で数字が落ち続けると、編集部がバトルを求めてくるのは
必定。だから頑張って愛を持って描かないといけません。

赤松センセクラスになると編集部が「どうぞ、先生の思うがままにお描き下さい!」なんて想像をしてしまいそうですが、やはりビジネスの世界は冷酷ですね。私の考えを述べさせていただくと、「読者には萌えが判って燃えも判る層と、萌えは判らないけど燃えは判る層に大別できる」といった感じです。萌えられる人は燃えられるけど、燃えるからと言って萌えが判るとはいえない。そんな感じでしょうか。