架空の杜

The journey is the reward.

APPETITE FOR DESTRUCTION

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思春期にヘビーメタルロックが好きになるのは、まぁ有りがちな事だけれども、消耗品的な嗜好品であり、長くに渡って聞きつづけられるような音楽は稀。個人的に、唯一現在でも聞きつづけているのが1987年に発売されたこのアルバムである。なんといってもボーカルのアクセル・ローズの声ね。男なのにハイトーンで高いキーを唄うのがハードロックのボーカリストの証でもあるわけだけど、アクセル・ローズの声は下にも伸びる。低いキーで歌い始めて段々キーが上がっていき、凡人なら声がひっくり返る場所でもう2オクターブぐらいぐーんと声が出る。初めて聞いたときはこのバンドはツインボーカルだと信じて疑わなかった。5.Mr. Brownstoneがこのボーカル七変化を堪能できて最高。全米№1となった9.Sweet Child O' Mineも歴史的な名曲。