架空の杜

The journey is the reward.

SMとしてのネオリベラル

上流はより多くの報酬を与えることが、下層にはもっと貧しくなるかもという危機感を持たせることが労働意欲をかきたて、社会を活性化させる。この信念のもと、サッチャリズムレーガノミクスは行われた。中曽根行革や小泉構造改革もそうだった。

ここのブログは激しく共感できるときと違和感が酷いときの両極端があるのだが、今回のエントリは共感した。一抹の反論として、フリーターを負け犬として規定しすぎではないのかとは思う。世のフリーターの全てが不本意ながらフリーターをやっているわけではない(不本意な人の方が多いのは認めるが)、更に現在不本意ながらフリーターをやっているとしても、実はフリーター的生き方を陰の側面では激しく肯定している面もあるはずだ。他人にマゾのレッテルを貼る人間が一番のマゾかもかもしれないぞ。