架空の杜

The journey is the reward.

THE BEATLES

プリーズ・プリーズ・ミー

プリーズ・プリーズ・ミー

ビートルズのデビューアルバム。セカンドシングルのタイトル曲が全英№1になったのを踏まえてタイミングよく発表された。シングルとして発売された4曲を除き、10曲を一日で一気に録音したのが特徴。プロデューサーのジョージマーティンは彼らの魅力の源泉がライブにあることを早くも見抜き、最初はキャバンークラブでのライブ録音を考えていたらしい(この当時にライブ盤をデビューアルバムにしようとする発想がスゴイ)録音条件を整えるのが難しいため、EMIスタジオで一気に録音することとなった。後のアルバムと違いこのアルバムにはベーシックトラックというものが存在せず演奏と唄入れを同時に行っている。そう考えてアルバムを聞くと演奏レベルの驚異的な高さに驚くはずだ。オーバーダビングが最小に抑えられているので音質が生き生きとしており2ndアルバムより音が鮮明でフレッシュ。ライブレコーディングの最後でジョンが声を振り絞って歌った「ツイストアンドシャウト」がこのアルバムのハイライト。