架空の杜

The journey is the reward.

剛言

不良債権問題というのは、実は簡単な問題でした。不良債権問題というのは不良債権の裏側に、問題の企業がたくさんいるということなんです 問題の企業がたくさんいるということはどういうことか。サービスを売る人物を売る人がたくさんいるということなんです。本当はその人たちは、残念ながら退場していただいて、若くて元気のいい中小企業やベンチャーや新興企業がそれを補っていくという、新陳代謝がきっちりと行われれば、日本はもっと早く回復できたんです。しかしそれを、借金棒引き、しかも,失敗した企業だけに借金棒引きというインチキなことをやって、まっとうにやっている人たちが、「こんなのやってらんないよ」と思っていたのが不良債権問題だったんです。……そういうインチキなところで、誰が元気になれますか。