架空の杜

The journey is the reward.

才能と協調性のジレンマ

この手の”才能”と協調のアンバランスというのは実に多くのジレンマを社会に投げかけているのは間違いない。芸能や証券は当然だが、たぶん社会というのは多かれ少なかれ独創をどう評価するかという点についてのコンセンサスが常に揺れ動いているのだろう。先日も青色LEDを開発したという中村氏が特許紛争を起こして大金をかっぱいで記念本とか出していたが、”才能”による独創と才能に乏しい雇われどもが構築する協調性に溢れた組織というものは凄く考えるところが多い。

才能もなく協調性も下限のところで踏みとどまっている自分からしたら、贅沢悩みだと。しかし、一生遊んで暮らせるだけの資産を持ちながら、こういうことを一生懸命考える切込隊長さんは、いい人ですね。存外に孤独なんだろうな(俺が言うのはおこがましいが)