2004-04-21 死の宣告 高利貸しに追われて自殺する人が増えているという。 たかがカネのために生命を失うことはないと誰もが思う。 だが彼らは借金と生命を天秤にかけたのではなく 高利貸しの暴力に怯えたわけでもないはずだ。 人が死を選ぶのは、自分には生きる価値がないと考えるからだ。 その残酷な宣告を彼に告げるのは、彼の内なる道徳にちがいない。