:: 9/12:それでも上を見られるか | HoneyDipped ::
設定が滑っているから、最後までその失敗からくる違和感を埋められなかった。それだけだと私はおもう。主人公が男の娘である必然性がぜんぜん感じられなかった。設定が綺羅の世界なら、主人公は平凡かつ読者が感情移入しやすいタイプに、主人公を逸脱させたいのであれば、設定世界は日常にしてバランスをとるべきだ。馴染みのない世界に、馴染みのない設定の主人公を配置したら、読者は物語世界に没入できない。
若木民喜は青年誌に移って、設定をこりすぎない読者が感情移入しやすい、シンプルなラブコメディを創って欲しい。
- 作者: 若木民喜
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2018/08/17
- メディア: コミック
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