架空の杜

The journey is the reward.

IRCの終焉

http://www.zakzak.co.jp/zakspa/news/20100423/zsp1004231023009-n1.htm
国内のIRC(インターネットリレーチャット)の母体であったWide系が6月末で終了した。一時期は隆盛を誇ったIRCはほぼ終わったと考えてよいだろう。

個人的な・・・

1998年から2005年ぐらいまでほぼ7年間毎日2時間ぐらいIRCに繋いで、くだらない話をする習慣が長らく続いた。ブロードバンドが普及する前でもIRCのシステムは極めて軽く最強のチャットツールであった。テレホーダイ時代は11時になると次々と仲間がログインしてきて眠たくなるまで馬鹿話に興じる楽しい時代であった。制約が多い方がコミュニケーションが濃密になるってこともあるのだ。

シンプルだがよく考えられたシステムだった。

思い出すのは、そのチャンネルの支配権を持つことが出来る「@通称なると」だった。これを奪い合って遊んだり、妙に@にこだわる人が面白かったりした。常連さんにはログインしてきたら直ぐに@を与えるのが礼儀みたいになった。逆に新参者や荒らしには@を与えないというルールも秩序の維持に大いに貢献した優れたシステムだった。あと、Banかな、気に入らない人をチャンネルから追い出すことだが、これを戯れとして蹴飛ばしあって遊んだのも懐かしい。あと、気の利いたチャンネルトピックを適宜設定するのも楽しかった。

チャットの需要は何処へ?

各種メッセンジャーとか、スカイプとか別のチャットシステムは現存するが、一つのチャンネルに不特定多数の人が集合してコミュニティを作る力は小さいような気がする。古のIRCの発展系の先にTwitterの次のサービスの萌芽があるような気がするのですが如何でしょうか?