架空の杜

The journey is the reward.

相互不信の国、日本

「派遣村」叩きに日本の国民性を思う - 玄倉川の岸辺
派遣叩きのネットに瀰漫していることに関するほっとするエントリ。アンケートを採った段階でアメリカは好景気、日本は景気が悪いかバブル崩壊後の世相の荒れた空気を吸った回答だから,そのまま信じたくはない。僕は英語も読めないし、当然海外で生活したこともない。ただ小泉政権時の郵政解散の結果をみると,少数派を叩き自分のいる側の椅子の座り心地を良くするような世間の空気は確実にこの国にあると思う。嫌韓風潮だって,あからさまにあっちの方が国力が下なんだから、過去の戦争云々以前に、これも外部を阻害する日本の体質なのかなと思う。性善説を採る人が少ない国というのは、乱暴にいうと自信のない国民が多い国ともいえるだろう。互いが猜疑心に満ちて身をちぢこめて、モニターの向こう側に叩く対象を探しているのは寂しいなと感じる。

そうか

ふと、古舘伊知郎のあの「わざとらしい嘆き」が脳裏をよぎった。あぁそういうことか・・・ 世に起きていることをシニカルにみるのが日本の国民性なのかもしれないね。